株式投資が初めての方は、どのように株を買えばいいのかわからないですよね。
そこで当ページでは、株初心者でもわかりやすいように、口座開設から実際に株を買うまでの流れについて説明していきたいと思います。
銘柄の選び方や購入単位などについても解説していきますので、ゼロから株の買い方について知りたいという方はぜひご覧ください。
口座を開設する
初めて株式投資をする場合は、まずは株取引のお金を出し入れするための口座を作る必要があります。
口座を使う際は手数料がかかりますが、開設自体は無料で行うことができます。
現在日本にはたくさんの証券口座があり、それぞれその特徴は異なってきます。
そのため、少しでも自分に合った証券口座を選ぶことが大切です。
証券口座を選ぶ基準としては
- 手数料の安さ
- 取引ツールの充実度
- キャンペーン
- 取扱商品
などがあるので、それぞれの証券口座ごとの特徴をよく比較して選ぶようにしましょう。
口座開設の方法についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
資金を口座へ入金する
口座開設が完了したら、次はお金を証券口座に振り込みます。
まずは、株取引に必要な資金を、自分の銀行口座から証券会社の口座へ振り込みます。
銀行はネットバンキングの方が自宅からスピーディに振り込みができるのでおススメです。
上場株を購入する場合に必要な資金の金額については、買う銘柄により単位株数が1株、10株、100株、1000株とまちまちです。
最低単位数(単元株数)とは、株を買うのに必要な最低株数のことです。
株式の購入では、銘柄ごとに売買する単位(単元)が決められています。
1株から売買できる銘柄や100株から売買できる銘柄など、銘柄によって売買単位が異なります。
たいていは100株単位であることが多いのですが、このあたりは銘柄によって異なるので事前に調べておきましょう。
例えば100株単位の銘柄の場合、株価が1300円とすると、100株購入するには13万円の資金が必要となります。
(出典:https://www.k-zone.co.jp/)
株初心者の場合であれば「1株=数百円」のものから始めることをおススメします。
銘柄を選ぶ
次はいよいよ実際に銘柄(株)を選んでいきます。
銘柄選びの基準としては、自分の投資スタイルや、自分に適した銘柄を選ぶことが大切です。
株の値上がり益を重視する、配当や株主優待メインで株式投資を楽しむ、長期的な視点で成長株を保有する、など、色々な考え方があります。
一般的な株の選び方としては、まずは業種を絞るところから始めます。
ハイテク株、自動車株、デパート・スーパー株、食品株、医薬品株、建設株など、さまざまな業種の銘柄があるので、その中から自分の好みの銘柄を探し、そこから値上がりが期待できそうな、企業の財務内容が健全で、業績の良好な銘柄を選んでいく、といった具合に絞り込んでいきます。
順番としては、以下のような順序で銘柄探しをしていくのが楽です。
- どんな事業を行っているか知る
- 売上や利益を知る
- 会社の動向をニュースで知る
- 配当や株主優待を知る
- 株価の水準を知る
- 予算で買えるかどうかを知る
銘柄選びに役立つ情報を入手する場所としては、新聞、雑誌、会社四季報、会社情報などがありますが、より専門的な情報を入手するには、証券会社からの情報、取引ツールによる分析や株情報サイトなどが役に立ちます。
買い注文を出す
買いたい銘柄が決まったら、証券会社の取引画面から買い注文を出します。
注文画面では、銘柄コードと、株数、注文方法を入力していきます。
注文方法は、指値、成り行き、逆指値の方法があります。
指値注文:「○○円以下で買う」という方法。
成り行き注文:需給の成り行きに応じて決まる値段で買う方法。 成り行きの場合は、値段がどんどん上昇する恐れがあるので、初心者は指値注文が無難。
逆指値:買いと売りを同時に注文する方法で「○○円以下で買い」「××円以下で売る」という方法。 逆指値注文は、指値注文で買った株が、その後、値下がりした場合の損失を小さくするためのリスク回避策。
指値、成り行き、逆指値ともに売買が成立することを「約定」といい、注文から売買が成立すると、取引画面にてその旨が表示されます。
注文の仕方に慣れたり、どの注文をするとどんな結果になるかというのを試してみたい場合は、デモトレードでお金をかけずに実践練習をしてみることをおススメします。
取引成立
以上で晴れて購入の完了です。
買い付け後、値上がりすればラッキーです。
値上がり益については、短期保有、長期保有によってその目安は異なりますが、手数料を考慮するとこれくらいが目安となってきます。
- 短期保有(数日~1ヵ月以内):5~10%程度
- 長期保有(1ヵ月~3ヵ月程度):10~30%程度
あまり欲張ると、株価がそこまで届かず下落に転ずることもありますので注意しましょう。
一定の値上がり益を確保できそうな場合は、売り注文を出します。
基本は「○○円以上で売り」と指値をすればOKですが、売り注文の場合は迅速さが大事なので、成り行きでの売り注文を出す場合もあります。
うまく株を売却できれば、無事「約定」となります。
売り注文が成立しなかった場合、「取引出来ず」となり、資金は口座に戻される、という仕組みです。
株を買う前におすすめしたいこと
以上が株を買うための手順となりますが、初心者の場合であれば、口座開設の時点で、情報収集のためにいくつかの「株情報サイト」にも登録をしておくことをおススメします。
最近の株情報サイトは無料で利用できるコンテンツも多く、投資のプロによるアドバイスやアナリストによる解説、日々のマーケットニュースや投資情報の配信などといった、初心者に嬉しい有益なサービスがふんだんに盛り込まれています。
専門的なサポートや極秘情報の入手となると有料申し込みが必要になってくるケースが多いですが、無料で利用できるサービスもかなり充実しているので、登録しておいて損はありません。
利用者の多いおススメの株情報サイトはこちらの記事で紹介しているので、ぜひご覧ください。